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西田聖による「鳶服の詩!」舞台美術講座

1月24日(土)と25日(日)二日間にわたって舞台美術講座が行われました。西田聖による「鳶服の詩!」舞台美術講座_e0118827_17254358.jpg
1日目は講座の題名にあるとおり2月に行われるドラマ工房プロデュース公演「鳶服の詩!」の美術デザインについてのお話が展開されました。ついこないだ行われていた演出家である林恒宏氏とのやりとりを順を追って説明されていく講師の西田氏。普段はみられないであろうボツデザインも見せていただき、演出家とのディスカッションで生まれていく舞台美術のお話は非常に興味深いものでした。また、図書館からイメージするもの、晴れていることを表すには・・・などと「鳶服の詩!」に関連して受講者が提案していくのも、いろいろなイメージがあるということを知るよい時間でした。

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2日目はテキスト「相対的浮世絵」(作・土田英生)を前日からみんなで読みあわせをし、イメージ図・ふかん図・側面図をプランニングしてみました。写真は受講生ではなく、講師の西田氏。
西田氏は一緒になって自分でも図面をおこしていました。以前自分がこの作品の美術デザインをしていたことも話されていたのですが、また新たにということです。ドラマ工房ではなにが出来るか。舞台美術家の想像力に脱帽です。
受講生には時間を区切ってデザインをしあげてもらい、各自発表しました。十人十色。同じ作品を同時に読み込んだにもかかわらず、出来上がった作品は様々です。またコンセプトを人に伝えるという作業の大切さも、他の受講生の作品の提示を見る事で、感じられたように思います。

まだまだ奥深い美術デザインという職業。「ドラマ工房なら何ができるか」ということを考える楽しさを知る、よい時間となりました。

さてこの西田氏が手がけた舞台美術ですが、2月のプロデュース公演「鳶服の詩!」でお披露目されます!是非みなさん実物をご覧下さい。ということで、1枚目の写真には模型がちらっと写っておりますが・・・ネタばれということもありますので、ちょっとだけしか写っておりません。ぜひ御来場いただいて、その目でご確認を!
もちろん稽古も順調に進んでおります☆
まもなく本番を迎えます。チケットは芸術村受付にて絶賛発売中!
詳細はHPのお知らせをご覧下さいね。

by artvillage | 2009-01-26 17:19 | ドラマ  

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