百万人のキャンドルナイトin金沢
2008年 06月 25日
「百万人のキャンドルナイト」とは普段の暮らしをしながらも、過剰な電飾にまみれた日常から少しだけ自然の光だけで「過ごしてみる」ということを提案しているものです。
アート工房では、土壁行灯、石行灯、キャンドルづくり、そしてキャンドルナイトの一連を「キャンドルプロジェクト」として、このイベントを開催しました。このプロジェクトを通して、参加した方々が何か少しでも環境のことを考える機会になればと思います。
当初、参加人数が一体何人になるのか全く読めなかったのですが、約400人という多くの方に参加いただき安堵しました。
今回のキャンドルづくりでは、番外編として金沢城公園でのキャンドルづくり、杜の里小学校でのキャンドルづくりを行いましたが、アート工房でのキャンドルづくりを含めて当日は自由参加でしたので、集客という点で相当不安に思っていました。結果としては、若いカップルから親子連れ、また浴衣を着た方までいらして、各々ゆったりとした時間を過ごしていたように思います。
昨年制作したメインステージの石畳も今回のイベントでは有効な使い方ができたと思います。また日干しレンガを積んだ背景にロウソクが灯り、幻想的な効果が得られました。
当日は、細川律子さんの宮沢賢治朗読とお話があり、青海万里子さんのフードマイレージのお話があり、そして李彩霞さんの素晴らしい二胡の演奏がありました。
後半には、内モンゴル元留学生と支援NPOのモンゴルの砂漠化と緑化のお話、小杉昌幸さんのドイツ環境先進国のお話と続き、とても有意義で素敵な時間が過ごせました。
出演者の皆様本当にありがとうございました!!
行灯、キャンドルづくりから、キャンドルナイト当日までの1ヶ月間は、先の読めない状況の連続でディレクター、スタッフ共々心労が絶えませんでした。そして当日の天候のこと、小雨が降って来た事、雨レーダーで巨大な雨雲が接近してきたこと、ロウソクの数が足りるのか、参加者はくるのか、片付けまで天気は持つのか…結果的にはなんとか無事に終わり、とてもいいイベントになったと思います。
このイベントについては、テーマが大きい分、今後も様々な可能性があるように思います。今後も引き続き、いろいろと検討していきたいと思います。
最後に、企画・準備から当日のサポートまでいろいろと手伝ってくれたアートアンツの皆様、本当にありがとうございました。
アート工房ディレクター 戸出雅彦、渡辺秀亮
by artvillage | 2008-06-25 18:29 | アート