二十四節気を奏でる ~道・山頭火~
2008年 03月 06日
3月2日(日)に、ミュージック工房主催としては今年度最後のイベント、「道・山頭火」が行われました。
今回で3回目となる、この二十四節気シリーズのコンセプトは「和楽器にスポットを当てる」こと。日本人の生活風土やものづくりに大きく関わりのある、二十四節気という気節の区分から音楽づくりのインスピレーションを得て、1つのステージを創作するということです。
昨年は「月」をテーマにしました。その時に芭蕉や西行、島崎藤村、蕪村とともに山頭火の句や詩に触れたのですが、山頭火の作品には特におおらかさを感じて、今回、山頭火という人物にスポットを当てることにしました。いろいろ調べていくうちに、結構どうしようもない人生を歩んでいたようで、その、旅をしながらの生き様の中でできた句や詩と音楽を組み立てるという作業は、出演者にとってもチャレンジのイベントとなりました。
その難題に果敢にチャレンジしてくれたのは
丹羽 聖子:箏、三味線 良鳴 竜一:太鼓 本禄 和美:笛、フルート
細川 文:チェロ たきざわ たく:シンセサイザー 本田 和:語り
の皆さんです。素晴らしい演奏をしていただいたことと、皆さんのチャレンジ精神に敬意を表したいと思います。特に、いろいろな楽器をうまくつなぎ、それぞれの楽器の良さを引き出す曲づくりをしてくださったたきざわ たくさんの人柄が好印象でした。
by artvillage | 2008-03-06 19:37 | ミュージック