西川信廣俳優ワークショップ
2007年 11月 11日
今回のワークショップは2日間通しの参加限定、テキストも前もって参加者に配布されていることもあり、どんなワークショップが展開されるのかと待ち望んだ講座でした。
顔なじみの方、新しい方、バラエティにとんだ参加者の方々が集まりました。
1日目はテキストを参加者で役がらをまわしながら読むことからスタート。
テキストは「動員挿話」。明治時代が舞台の2幕もので、これがなかなか面白い。役者としてはぜひやってみたい魅力的な役柄が並ぶ脚本。

個人的に具体的なアドバイスがあったり、みんなに「この役を演じるにあたって何が必要なのか」と質問してみたり、実践的な内容で講座は進んでいきます。後半は椅子に座って向かい合ったり、立ってみたりと、より自然な会話が出来る方法論について展開していきました。
最後まで読んでこの日は終了しました。休憩なし延長の3時間超。
さて明日も楽しみです。
2日目はまず身体を動かすことから。10時スタートですからね~。ココロもカラダも起こさないといけません。西川さんのストレッチは集中と緩和のためのもの。ガチガチなトレーニングではなく、ユルユルと身体の緊張をほぐしていきます。
それが終わったら簡単な舞台を組み始めました。

前日にくじ引きであらかじめ分けたチームごとに同じシーンを作っていきます。
イメージとしては荒立ちもしくは半立ち稽古といったとこ。
同じシーンを別の人が別の組み合わせでやっていくので、それぞれが違っていて面白い。個人のキャラクターを活かしつつ、このシーンに必要な状況をうまく捕まえさせていく。もちろん人が代われば違ってみえるのは当然だけども、どの人も不思議とはまっていくんだなぁ。ある意味西川氏の力でもあるのだけれど、本質は「役者がそれを自分でつかみ取る」こと。その方法論をいくつも提示していく。
あっという間に時間は経ち、2日目も延長。
でももっともっと深くまでやりたいと思える内容の講座でした。
2日間で6時間では全然足りない内容を楽しく分かりやすく指導してくださった西川さん。
ありがとうございました。
こんな実践的な講座は1回きりではなく、継続してやって欲しいものだと感じた2日間でした!
講座担当者 K
by artvillage | 2007-11-11 22:00 | ドラマ