アストル・ピアソラ三部作 第三弾
2007年 07月 12日
アストル・ピアソラを追悼する第三弾目。
そのファイナルは、駐日アルゼンチン大使、ダニエル・ポルスキ氏の「日本から最も遠い国のタンゴに、ピアソラに、これほど多くのお客様がいらっしゃることに感謝をして・・・」と、これからの交流にも希望を託した挨拶で始まった。
「ロスマレアドス」は多くのポルティーニョ(ブエノスっ子)に愛される古典の名曲、ご臨席の大使ご夫妻に捧げられ、ステージはオープンした。


演奏者とダンサーたちを包み込み、ピアソラが眠る墓漂に被さるのと同じサウセス(柳)のオブジェは、模した竹が照明の絶妙で、果敢な赤や、追憶の白に変わって、ユリが竹の足元にひっそりと佇んでピエタのように横たわる。
めくるめくタンゴとダンス。
「リベルタンゴ」のフィナーレまでを一気に駆け巡った。

ミュージック工房・工藤文雄
by artvillage | 2007-07-12 21:39 | ミュージック