アストル・ピアソラ三部作 第二弾
2007年 07月 01日

天井から吊るした陶布と、赤い灯かりを入れた陶布の器に咲く怪しげな花が迎えてステージは始まる。
タンゴは港町で生まれた。南米が生んだ詩人、ボルヘスの「船旅」。波の音のさざめきに導かれるように全員の朗読から船出、タンゴ四重奏団、エスタモス・アキの演奏が絡む。

ボルヘスの詩は「夢魔」から、「鏡」三題へと。怪奇文学の巨匠といわれる言葉の魔術にさらに妖気が増してクライマックスへ。朗読は再びユニゾン、冬から始まった季節は、いつの間にか「ブエノスアイレスの夏」に巡っていた。

「エスタモス・アキ(私たちは此処に居る)」の田辺さん、金益さん、奈津子さん。ゲストの古橋ユキさん、斎藤徹さん。ドラマ工房の東 修さん、千絵さん、市川幸子さん、素敵な熱演に感謝!ありがとうございました。
ミュージック工房 工藤文雄
※7月8日(日)はいよいよアストル・ピアソラ三部作 第三弾
「追憶、アストル・ピアソラ」の公演です。
皆様ぜひ足をお運び下さい。
by artvillage | 2007-07-01 18:28 | ミュージック