みなさん、こんにちは。
このたび、金沢市民芸術村が2022年度の【JIA25年賞】(主催:公益社団法人日本建築家協会)を受賞しました!
この賞は、25年以上にわたって美しく保たれ、地域に貢献した建築物に与えられる賞で、2022年度は全国19作品の応募の中から5作品が受賞しています。
また、9日には、芸術村設計者で金沢計画研究所の水野一郎氏、金沢市文化政策課長とともに、芸術村の鹿間村長が村山市長への受賞報告を行いました。
鹿間村長に、今回の受賞についての思いをインタビューしました!

村長は、「日本建築家協会から芸術村がJIA25年賞という権威ある賞を受けたことを誇りに感じます。今回、芸術村として25年以上にわたり景観を保たれていることが評価されましたが、改修を重ねながら100年以上の歴史をもつ建物が今も残されていることは大変素晴らしいことです。また、今回の受賞は、24時間稼働の自主管理体制という、全国的にも他に類を見ない運営体制を継続して続けてきたことも大きな要因の1つであり、とても価値があることだと感じています。その背景には、金沢市だけでなく、市民の代表である市民ディレクターの尽力や、これまで運営に携わってきたすべてのスタッフ、そして、ルールを守り芸術村を大切に利用されてきた市民の方々の存在が大きく、今後もこのような体制を継続していきたい。」と、受賞の喜びを語るとともに、今後の芸術村への思いを新たにしました。
また、先日、芸術村開村のきっかけである山出元金沢市長が芸術村を訪れた際のエピソードにふれ、「現在も多くの方に利用をしていただいている芸術村の現状を受け、山出元市長は『(建物を)壊さんでよかった』とお話しされました。当時、倉庫群を残し文化芸術の創作の場とすることを決断した山出元市長に感謝と敬意を表したい。」と、30年前へ思いを馳せました。
今回の受賞に際し、芸術村は『いつ訪ねても良い場所を、自分たちで大切に使い続けるという、公共建築の理想ともいえる状況が実現されている。周到な環境整備と市民の高い意識との、幸福な融合の事例となっている』(公益社団法人日本建築家協会情報サイト「JIA Portal」より)点に高い評価を受けています。
芸術村に関わる数多くのみなさんとともに今回の受賞を喜び、そして、また新たな芸術村の歴史を日々積み重ねていけたらと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。