ふだん着ティータイムコンサート vol.13
2010年 06月 09日
このコンサートはクラシック音楽をもっと身近に感じてもらう事を目的に、今年で13回目を迎えるプログラムです。開村して以来毎年開催されています。
今年もこの日を楽しみにして来た子供から大人まで400人もの人でいっぱいになりました。
はじめは「子どものためのコンサート」でした。芸術村のオープンスペースの開放的な雰囲気の中でオーケストラアンサンブル金沢のメンバーがふだん着姿で並び演奏を始めました♪クラシックのステージというとタキシードやドレス姿でビシッと厳かなイメージですが、ふだん着のアットホームな感じで身近で聴くクラシックもよいものです。
「プリンクプレンクプランク」では、弦楽器が弦をはじきながら奏する奏法(ピッチカート)や楽器をこする音などが曲に出てきて、みんな弦楽器に釘付けになっていました。
また、壊れた時計をイメージさせるパーカッションが活躍する曲「シンコペーテッド・クロック」やトランペットが美しい旋律を奏でる「トランペット吹きの子守唄」、みんなが大好きな「さんぽ」や「てのひらを太陽に」など耳馴染みな曲や聴いてて楽しくなる曲がたくさん演奏されました。
そして、毎年恒例でもある1分間指揮者コーナーでは会場の子供達が指揮者となりオーケストラの指揮をとりました。子供達は「運命」などの曲に挑戦しました。普段聴いたことのない曲でも一生懸命タクトを振りかざす子供達の姿をみて将来有望だな~と感心してしまいました。
その後、ミュージック工房に場所を移し小編成の「室内楽コンサート」が行われました。
オーケストラ団員の皆さんがいろんな編成で曲を披露しました。
会場でクラシック聴いている時間はゆっくり流れて、終わってみればなにか清々しい気持ちというか心がきれいに豊かになった感じでした。いい音楽に触れるということはこういうことなのかなーと。
オーケストラアンサンブル金沢の団員の皆さんによる自主的な企画運営で芸術村で無料のコンサートが開催されるのはとても素晴らしく思います。ミュージック工房もサポートさせていただきましたが、団員の皆さんとも交流できてこれからもいい関係を続けていきたいと思いました。
最後にスタッフとしてお手伝いしてくれたオーケストラアンサンブル金沢の学芸員の皆さん、K-CUBICの皆さんありがとうございました。
ディレクター 藤本美和
by artvillage | 2010-06-09 21:43 | ミュージック