発表会「バラエン」
2009年 12月 13日
ワークショップの成果を発表すると共に、コンテンポラリーダンスをより多くの人に親しんでもらうための公演です。
山田うんさんを含め18人のダンサーが、アート工房の空間全体を使い、約1時間のコンテンポラリーダンスの公演を披露しました。
今回は「全体で何をするか」ということよりも「一人一人が何をするか」ということで作品を作った。それだけに本番ぎりぎりまで修正や変更が絶えなかった。にもかかわらず堂々と対応した出演者達。それは本当にたくましくて・・・。
数年前ワークショップを始めた頃にはメンバーが私の振付をこんな風に踊るなんて想像できなかった、あらためて活動の長さを実感した。体が柔らかいわけでもないし筋力があるわけでもない。皆で同じように基礎的なトレーニングを積んだわけでもなく、ただデタラメに動くダンスからはじめて、とことんやって、いろいろやって、体について他方向から気付いて忘れてまた気付いて、年月が経っていたら基本的な体の動作ができるようになっているのが驚きだ。つまりちゃんと立ったり歩いたりできる踊り手になっている。
一年目のメンバーは少々緊張気味で、二年目のメンバーは伸びやかで、三年目のメンバーは変化に変化を重ね、四年目以上のメンバーは貫禄。 ー講師・山田うんさんよりー
発表会の最後に、おなじみの整理運動として、「好きになった人」にあわせて出演者、観客のすべての人で踊りました。皆さんとても楽しそうに体を動かし、非常に盛上がりました。
アート工房ディレクター 渡辺秀亮
by artvillage | 2009-12-13 18:43 | アート