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ART COASTER/ アートコースター 〜想像力を共有する方法

 2011年3月9日~21日の11:00~18:00に、「ART COASTER/ アートコースター 〜想像力を共有する方法」が、アート工房・Kapo(11時~17時)で開催されました。
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 「ART COASTER/ アートコースター 〜想像力を共有する方法」は、金沢市民の創作工房「金沢市民芸術村」と、アーティストランのアートスペース「Kapo」による合同企画です。
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 テーマの言葉の中にある「想像力」は、表現者だけではなく誰もが持っている力です。人間が持っているその見えない力を、共有体験として実感できる場を目指し、金沢市民芸術村会場では展覧会とパフォーマンス公演、Kapo会場ではアートマーケットを行いました。

 芸術村会場の展覧会参加アーティスト(阿部乳坊・樫尾聡美・中島弘美・村住知也・友高博之・東方悠平)の6名は、それぞれに自身の出来事や心情、人や社会を取り巻く様々な物事を作品にして発表しました。絵画・彫刻・インスタレーションなど、様々なジャンルの約10点の作品がアート工房の空間に展示されました。
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「とびけらにあこがれて」(写真上)

「遠くの物を取る方法」(写真左)

        阿部乳坊






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「The cell of life –bath-,-clean-,-wash-」(写真上)

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       樫尾聡美







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「untitled」

   中島弘美










 パフォーマンス公演「P³」では舞踏、映像、音楽のアーティストによるコラボレーション作品を公演、Kapo会場のアートマーケットでは国内外のアートアイテムや地域の作家の作品等が出品され、それらを購入して楽しむ事が出来きました。以前、ブログでお知らせしましたが、会期中に起こった未曾有の大災害「東日本大震災」に対し、非被災地にいる私たちがアートによって協力できる方法だと考え、売り上げの一部を被災地へ義援金として寄付することにしました。

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「無題」

   村住知也








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「奇妙な、僕も、ブラジルも、不完全な、」

                   友高博之







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「レンガシャワー」

     東方悠平


 「金沢市民芸術村アート工房」と「Kapo」2つのアートスペースの交流と、それぞれ片方しか行ったことのない来場者が、双方を訪れるなど一定の広がりを見せることが出来たのではないでしょうか。
 今後、震災の復興がすすむにつれて、心の問題など、アートの持つ力が重要になってくるはずで、その意味でも今回のテーマ「想像力・人間が持っているその見えない力を、共有体験として実感する」ことはすごく意味のあることになってゆくと思います。
 街中の2会場で行われる「アートコースター」が、その「見えない力」を感じる初動となり、アーティストや会場に足を運んで頂く人々が一緒にローラーコースターに乗るように、心の躍動を共有出来る場になれたでしょうか・・・
          アート工房ディレクター 渡辺秀亮
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by artvillage | 2011-03-30 15:57 | アート  

アートコースターパフォーマンス公演「P³ polyphonic/performance/projection」

 2011年3月12日、19:30~20:30にアート工房において、アートコースターパフォーマンス公演「P³ polyphonic/performance/projection」が開催されました。
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 「アートコースター 想像力を共有する方法」のテーマの言葉の中にある「想像力」は、表現者だけではなく誰もが持っている力です。人間が持っているその見えない力を、共有体験として実感できる場を目指し、アートが持っている表現方法の一つである、パフォーマンス公演を行いました。
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 「東日本大震災」の翌日ということで、何名の方が参加してくれるか分からない状況でしたが、結果的には67名の方が来場してくれました。


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 アートコースターの展覧会作品があるアート工房の空間のなかで、舞踏の金沢舞踏館さん(白榊ケイ氏・松本拓也氏)、映像の前 伊知郎氏、音楽のASUNA氏による約50分のコラボレーション・パフォーマンス公演が行われました。
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 何回も行われた、ミーティングやリハーサルを通して、作りこまれた演出部分と、会場にあわせた即興性をあわせ持つ公演でした。公演本番では、展示してある作品を使ったりと、アートコースターならではの演出がおこなわれました。また、映像や音楽においても、様々な即興を入れ、会場にあわせた盛り上がりを見せてくれました。








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 公演前日の11日、東日本を未曾有の大災害が襲いました。前日リハーサル中はどれ程の事態になっているのか情報も少ないまま、深夜までリハーサルを行っていました。帰宅後、テレビなどで知ったあまりの状況に公演をやるべきか、中止すべきかと悩みましたが、協議の結果、予定通り行いました。自粛するのではなく、作品に込められた作家の意思と、被災地のみなさんへの応援を表現する方向へ行くこととしました。
 このような状況下でしたが、参加者の皆さんは、思い思いの時間を過ごしてくれたと思います。
                 アート工房ディレクター 渡辺秀亮
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by artvillage | 2011-03-29 18:55 | アート  

ジャズざんまい vol.6

2月20日(日)パフォーミングスクエアにて「ジャズざんまいvol.6」が行なわれました。「ジャズざんまい」は、ミュージック工房で行われているワークショップの一年間の締めくくりとして成果を発表する場であるとともに、多くの人にジャズの魅力を伝えようと、毎年この時期に開催しています。
今年は4つのバンドが出演しましたので、紹介しながらコンサートの様子をお伝えします。


華々しくオープニングを飾ったのは「マンデーダラーズ」の皆さんです。
「マンデーダラーズ」は、芸術村から誕生した社会人ビックバンドです。
サックスだけでもビッグバンドができる人数がそろっている他にはない編成で活動しています。結成4年目を迎え、自主コンサートなどの演奏経験を重ねて更にまとまった演奏を披露してくれました。

続きまして、「音楽を楽しもう♪スペシャルバンド」の演奏です。
e0118827_21431177.jpg「音楽を楽しもう♪」は今年度8月からはじまった小学生の管楽器初心者を対象にした講座です。受講生達はみんなと演奏しはじめて7ヶ月しかたってないのですが、どんどん成長して、堂々と演奏していました。今回は練習の成果発表ということで、全員がソロと司会を担当しました。
後で、みんなに感想を聞いたところ、緊張したとのことでした。でも、あきらめることなくしっかり練習をして一生懸命吹いている姿は輝いていました。その気持ち忘れないでくださいね。
「音楽を楽しもう♪」の演奏はまだまだ成長途中ですが、元気いっぱいに音楽を楽しむという気持ちと、聴いてくれているお客さんを楽しませるという思いがしっかり伝わったのではないかと思います。
ジャズドラマー猪俣猛さんとの共演もみんなとっても楽しそうでした。

さて、続いてはジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ-21」の演奏です。
e0118827_2143282.jpg「JAZZ-21」は今年で6年目。今年はメンバーに受験生が多く、全員でコンサートに挑めませんでした。しかし、残ったメンバーはすごい団結力で本番を迎えたのではないかと思います。「やりきるぞー!」という気持ちが音で伝わってきました。
演奏は耳なじみの曲も多く、スイングやバラード、ボサノバなど曲の雰囲気をしっかり表現していました。ソロも堂々とかっこよかったです。
そして、気の利いた司会!お客さんに自分達の演奏を存分に楽しんでもらいたいと配慮している何気ない姿に今年1年の成長を感じました。
猪俣猛さんとのコラボレーションもあり、素敵に華を添えてもらいました。

最後はゲストでもあり、JAZZ-21音楽監修の猪俣猛さん率いる「猪俣猛カルテット」です。
トロンボーンをフィーチャーして「黒いオルフェ」や「虹の彼方に」などを演奏しました。観客をグッとひきつける躍動感、きらびやかな演奏はさすがでした。

コンサートは大いに盛り上がり幕を閉じました。気持ちよく今年度の演奏活動を締めくくることができました。
出演者のみなさん、サポートのみなさん、スタッフのみなさん、ご協力ありがとうございました。

来年は更に更に、もっともっと飛躍しましょう!みんなの力を合わせれば何でもできる気がします。頑張ろう♪

来年の「ジャズざんまい」に期待しています。

ミュージック工房ディレクター 藤本美和
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by artvillage | 2011-03-28 21:47 | ミュージック  

ドラマ工房シンポジウム「地域演劇の未来を描く」

ドラマ工房シンポジウム「地域演劇の未来を描く」が、2011年3月19日(土)に里山の家で行われました。

第1部では講師に劇作家の平田オリザ氏をお迎えし、
「劇場法って何だ?~創造拠点とアートの役割~」というテーマで講演会を行いました。
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日本での「劇場」の歴史や、平田さんがこれまで携わってきた事例などを交え、とても解りやすく「劇場」が抱えている問題点や成功事例を話して下さいました。
フランスなど海外の事例もユーモアを交え紹介していただきました。
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終了後も平田さんは時間が許す限り質問に答えて下さり、参加者にとって有意義な講演会だったのではと思います。



第2部は、「金沢における「演劇ショーケース」と「地域間交流」」について意見交換会が行われました。

パネリストは、金沢市を中心に活動している劇団代表者3名。
劇団羅針盤・平田知大 氏
劇団ジョキャニーニャ・岡崎裕亮 氏
F総合科学研究所・本庄亮 氏
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そして、東海シアタープロジェクト代表で演劇制作者の大橋敦史 氏をお迎えしました。
進行はドラマ工房ディレクター・金山が務めました。

意見交換会に先立ち、大橋さんがこれまで行ってきた演劇博覧会「カラフル」についての説明がありました。
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その「カラフル」を金沢でも開催できないか?という金山ディレクターの発案をもとに、意見交換会が行われました。
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パネリストの劇団が抱えている問題や、ショーケースという形態が金沢の演劇にどういう影響をもたらすか、など、さまざまな意見が出ました。

入場者には金沢で演劇活動している方も多く、今回のシンポジウム・意見交換会はお互いの考えを知る機会にもなったのではないかと思います。


 ドラマ工房・ポラリス 桶田奈美子
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by artvillage | 2011-03-20 17:56 | ドラマ  

『ART COASTER/ アートコースター~想像力を共有する方法』Kapo会場:アートマーケット

 開催中の『ART COASTER/ アートコースター~想像力を共有する方法』のKapo会場/アートマーケットでは、売り上げの一部を「東日本大震災」の被災地へ義援金として寄付することにしました。
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 今回の大変な事態に際し、今、非被災地にいる私たちがアートによって協力できる方法だと考えました。福島原発など、まだまだ予断を許さない状態が続きますが、被災地の一刻も早い復旧を願います。
また、アートマーケットで作品を購入されるみなさまには、作品に込められた作家の意思と被災地のみなさんへの応援を心に留めて頂けたら幸いです。
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『ART COASTER/ アートコースター~想像力を共有する方法』Kapo会場/アートマーケット
会期:2011年3月9日(水)~20日(日)*月、火休場
会場:Kapo (金沢市小将町1-11 山越サンアートビル)

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 参加作家・団体:
石田郁子、伊藤幸久、オクムラミエコ、樫尾聡美、片石優衣、金津敦子&支那金魚、河守彩香、菊谷達史、酒尾孝基、櫻木清、佐藤恵一、白江千佳、高島静恵、 多田隼也、玉置久実、積木裕花、出村美奈、任田教英、友高博之、西野由美、林遼、原嶋亮輔、東方悠平、? 方大、松永敏、松本佳子・よしひろ、間塚康代、丸井木材工業所、水元佳代子、モンデンエミコ、山川博子、吉川菜津乃、渡辺秀亮、ASUNA、Caroline Oakley、Evelyn Teploff、P!nk、Sleeperhold Publications、someone's garden、waitingroom
(40作家・団体)

出品内容:絵画、彫刻、立体作品、工芸・クラフト、ドローイング、小作品、ZINE、冊子、雑貨、Tシャツ、CD、DVD、etc...

              アート工房ディレクター渡辺秀亮
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by artvillage | 2011-03-18 10:51 | アート  

第三回アートアンツ キッズラジオ プロジェクト

「第三回アートアンツ キッズラジオ プロジェクト」が、2011年2月26・27日、3月5日の13:00~16:00に、アート工房や里山の家で行われました。
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 「アートアンツ キッズラジオ プロジェクト」とは、インターネットで聞くことのできるラジオ番組を、子どもたちと一緒に作るワークショップです。アートに関係することを、実際に子どもたちと取材し、感じたこと・感動したことを、ラジオ番組にして発信します。ラジオ番組の作り方や、言葉での表現の仕方などを学ぶことにより、言葉で相手にイメージを伝える表現方法を知ることで、よりアートへの興味や関心を深め、想像する力を養ってもらおうという企画です。三回目となる今回は、現代美術の造形作家・長原めぐみさんを、子どもたちの視点で取材しました。

①1日目 2月26日(説明→考えよう)
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 講師の経田泰夫氏から、インターネットラジオの仕組みを教えてもらい、番組のテーマ(アトリエ・ニッチ、長原めぐみ氏)についての説明を聞きました。プロジェクターを使って画像を見ることができたので、どんな質問をするかを、じっくり考えることができました。



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 その後、話す練習をアナウンサーの森下さち氏と一緒に行い、発声練習にもチャレンジして、大きな声ではなすことができました。e0118827_15132682.jpge0118827_15134243.jpg










②2日目 2月27日(取材→インタビュー)
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 取材をするために、アトリエ・ニッチに行き、アトリエを隅々まで探検しました。
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 とても面白い体験ができ、子供たちは、長原さんになかなか鋭い質問をしていました。カフェもとてもおいしかったです。
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③3日目 3月5日(作る→完成)
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 アナウンサーの森下さんと、何度もナレーションの練習をしたあとに、順番に録音しました。初日とくらべて、格段の成長が見て取れました。その後、感想文を書いている間に、パソコンを使い音の編集をして、音楽を入れると完成です。出来上がったばかりの番組を、最後にみんなで聞きました。







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 参加した子供たちの感想です。
“アナウンサーになりたい”という夢があったので、このプロジェクトに参加してよかったです!
最初はきんちょうしたけど、じっさいマイクをもってしゃべってみると意外と楽しかった。
すごく難しかったけど、アトリエニッチや作品をいろいろ見れて楽しかった。 など

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 子どもたちと一緒に子どもたちの目線で、インターネットで世界中の人が聞けるラジオ番組をつくることが出来てよかったです。今回は、例年よりも時間の長い、内容の濃い番組を作ることができました。完成した番組は、インターネット(www.art-ants.net)で公開予定なので、是非聞いてみてください。
           
           アート工房ディレクター渡辺秀亮
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by artvillage | 2011-03-17 15:07 | アート  

金沢音楽週間 LIVE CIRCUIT'11~その2~

芸術村ミュージック工房との共同主催として2つの公演を行ないましたのでご紹介します。

まず、1月30日(日)は「おんがくれんさスペシャル2011~ルネッサンス~」を開催しました。
連日の大雪にも関わらず、たくさんのお客さんが会場に足を運んでくださりました。

出演は真鍋恵子さん(フルート)、沢野茜さん(フルート)、上田智子(ハープ)、大竹沙里さん(ピアノ)。
「アーリーモーニング変奏曲/ダマーズ」はハープとフルートの編成で、「アンダンテとロンド/ドップラー」はフルート2本とピアノの編成で。他にも様々な編成で演奏されました。中でも「東雲(しののめ)~nuage blanc/光田健一」はまるで情景が目の前に見えるようで、昼下がりのひとときを楽しむことができました。最後は「くるみ割り人形より 花のワルツ/チャイコフスキー」を全員で演奏してくれました。
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この公演の開催にあたり、ハープスタジオ・アッシュの上田智子さんにご協力をいただきました。ありがとうございました。


そして、もう一つ。2月3日(木)には「朗読と歌で綴る ミュージック・タペストリー in 芸術村」を開催しました。
出演は石川公美さん(ソプラノ)、山田ゆかりさん(ピアノ)、河端紀和子さん(朗読)、nannaさん(アルケミー・クリスタルボウル)、こむらまゆみさん(映像)でお届けしました。3部構成で様々な世界が繰り広げられました。

第1部は朗読とアルケミー・クリスタルボウル+映像の世界。アルケミー・クリスタルボウルとはガラスの「おりん」のようなもの。様々な大きさがあり、叩くと響いてハーモニーを奏でます。癒しの空間というか幻想的な世界が広がりました。

第2部は日本の歌と詩の朗読。
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子ども達が透き通った声で素直に歌い上げる姿に感動しました。


第3部は歌とピアノと朗読で綴るミュージック・タペストリー。
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ソプラノの歌声が会場に響き渡りました。

この日もたくさんのお客さんが足を運んでくださいました。
開催にあたり、金沢蓄音器館のプロデューサーである浅田和幸さんにご協力をいただきました。ありがとうございました。

ライブサーキットの期間中、毎日途切れる事なくライブやイベントが開催されていました。ご協力いただいたみなさん本当にありがとうございました。

ミュージック工房
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by artvillage | 2011-03-16 21:11 | ミュージック  

俳優ゼミ「鳴海ワーク」第6回(今年度最終回)終了!!

史上に残る大地震となった東北地方太平洋沖地震に被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

時間が経つごとにどんどん被害が大きくなっていき、今もなお様々な心配が続く中、私達は芝居をしていていいものかという思いもそれぞれに持ちながら、この時間は現在の自分たちのできることやるべきことに集中しようと心に決めて稽古に励みました。

講師の鳴海さんも飛行機が欠航となり、また地震の被害もあって三日間の最終日にのみ駆けつけてくださいました。
心身ともにたいへんお疲れのところをご指導いただきました。

講師不在の二日間は、まず今まで習った身体トレーニングとストレッチ!
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それから台本の読み合わせです。
前回のワーク内でキャストが決まってから始めてその役で読みました。
ほとんどの人がセリフをだいたい覚えていて、このメンバーの意識の高さに感服すると同時にまだセリフの入ってない人はちょっと焦りました(汗;)

いよいよ3日目には待ち遠しかった鳴海講師も到着して、
いつもの軽い身体トレーニングとリラクゼーションマッサージから開始です。
少しでも作品作りに時間をかけたいところですが、鳴海さんはむしろメンバーの個々の身体とメンバー同士の体が開かれていることから始められるので、そこを惜しまずに時間をかけてみんながほぐれてから本に入ります。
そして、いよいよ本をもって舞台に見立てたリノの上で自由に動きながらの読み合わせです。
まごまごしたり、走ったり、うろうろしたり、突っ立ったままだったり、生き生きと声を張り上げ役を奪い取った人も!?
写真は、欲しい役奪取!!の勝利のポーズ?
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今年度6回開催された「俳優ゼミ・鳴海講師のワークショップ」は今回で終了です。

3年間に渡り企画されてきたこの俳優ゼミは
1年目の講師選出を兼ねた俳優ワークショップに始まり、
2年目には鳴海講師を迎えて6回に分けて身体作りからのワークを体験し、
いよいよ3年目の来年度に、成果発表会として公演します!
ここで何を学び体現してどんな俳優が育っていくのかは、とても大きな意味のある事だと思います。
ぜひ、たくさんの方にその成果を見届けていただけたらと思います。

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俳優ゼミ「鳴海ワーク」成果発表公演は、
 『天守物語』
 日時:平成23年5月13~15日
 場所:ドラマ工房
 作:泉鏡花
 演出:鳴海康平(第七劇場)
 出演:俳優ゼミ受講生


いろいろの想いがそれぞれにありますが心の痛みも抱きつつ
今、自分達にできる事やるべき事をやり遂げましょう!

記録:西尾実奈
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by artvillage | 2011-03-15 19:02 | ドラマ  

金沢音楽週間 LIVE CIRCUIT'11報告 ~その1~

今年で6年目となった「金沢音楽週間 LIVE CIRCUIT'11」
金沢市内、近郊のライブハウスさんなど15の参加加盟、協力店、団体にご協力を頂き1月28日(金)から2月6日(日)の期間に『音楽は金沢を寝かせない!』を合言葉に様々なライブやイベントが開催されました。ラジオやHPを利用してライブサーキット期間の様々な情報を発信しました。今年はツイッターを利用してライブサーキットを盛り上げましたよ。
芸術村ミュージック工房は主催イベントとして2つの公演を行ないました。

まずは、1月29日(土)。ライブサーキット期間中の芸術村でのオープニングを飾るのは本格ソウルユニット「REAL BLOOD」!金沢は大雪に見舞われましたが、ライブはとても熱く、大変盛り上がりました。
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フロントには男性3人のコーラス。ファルセットボイスのシルキー藤野さん。高音域での聴かせるソロに会場もヒートアップ!そして、ハートフルなソウル魂とトークも炸裂、バブルガムブラザースの「ブラザートム」こと小柳トムさん。素直な気持ちで歌い上げるパパの歌に観客が涙する姿も。そして、クラッシック界よりベースボーカリストとしてLUTHER=>No.1市村さん。しぶーい風貌と地面に響く低音域がたまらなくかっこよかった!
e0118827_2224740.jpgなにより楽しかったのは、ステージのパフォーマンス。曲の流れや小粋な演出、ダンスパフォーマンスにトーク。これは、ソウルファンならずとも存分に楽しめたと思います。
そして、華のフロントを支えるバックバンドも素晴らしかったです!
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ソウルミュージックはきらびやかなイメージがありますが、そんな表面的なものじゃないと感じました。心がうきうきしたり、あたたかくなったり。REAL BLOODのみなさん貴重なショーをありがとうございました。
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そして、2月6日(日)のライブサーキット最終日はボランティアスタッフK-CUBICが企画した公募によるライブ「音魂’11」でした。
東京から来てくださいました、アコースティックデュオ「TOMOYA」素敵な歌声を披露してくれました。
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地元金沢のジャズ、フュージョン、ラテンなど熱く演奏してくれたインストバンド「Rough tone」。
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一人ピアノを弾き、詩を語るかのように歌った「ひろのひとみ」独創的なサウンドが印象的でした。
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そして、京都からはウクレレとギターのインストデュオ「 fulare_pad」弾むリズムと爽やかなサウンドがとても気持ちよかったです。
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即興演奏で熱いステージを披露してくれた「パーカッション・アンサンブル ASOBI」演奏後の息切れ具合が素敵でした。
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ハートウォーミングな透き通る歌声で観客を魅了した「さとうみかほ」。
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高らかな歌声と心地よいビートで会場が一体となった「K-WISH」明るく楽しそうに笑顔でゴスペルを歌う姿が素敵でした。
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トリをつとめてくれたのは「ヘッケル&越中 with Friends」音楽が好きでたまらないという人種の集まりですね!オレンジ色の風のコーラスにグッときました。
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4時間にも渡るライブでしたが、本当に様々な音楽が楽しめました。出演者のみなさん、そして企画してくれたK-CUBICのみなさんありがとうございました。

ミュージック工房
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by artvillage | 2011-03-14 22:39 | ミュージック  

畑澤聖悟戯曲講座!(第3回2日目)

昨日に引き続いて、先週末に行われた
畑澤聖悟戯曲講座(第3回2日目)の様子です。

今回のブログ担当は高田伸一さん。
6月に行われるリーディング発表会のことにも触れていただいています。
(すいません、私の仕事でした(汗))

それでは、どうぞ!

(高田さんコメントここから)

畑澤聖悟戯曲講座 第3回目の2日目 平成23年2月27日 日曜日。

午前10時オンタイムで開講。

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昨日の続きで「自作のプロット第2稿のプレゼンテーション」。
まず最初に、3月以降の予定の発表、すりあわせから。

予定の目玉はこれ。

畑澤聖悟戯曲講座「リーディング(朗読)発表会」

今、書かれている戯曲を読む会。


場所は「金沢市民芸術村・里山の家」
日付は「6月25日(土)」と「26日(日)」
入場料は無料

「基本的に戯曲講座参加者が、ほぼ均等に出演する公演とする」
「出演者は一部参加者以外からつのってもいい」
「自分の作品には出演しない」
「自分の作品では演出を担当する」
「ト書きは誰か別の人が読む」
といったことがやりとりされていきます。


この公演は、新作脚本の「ショーケース」といったイメージを持っているようです。
畑澤さん曰く「これはイギリスなどではよく行われている」そう。

こういった新作脚本のリーディング・ショーケースが上演されると、
一般客に混じって演劇プロデューサーやアーチストが聞きに来る。
興味のわいた作品の脚本家と交渉をしオーダーを出し、
上演にまで持っていったり、出版したりと、
いろいろと発展させる「スタート地点」「宝物の発掘の場」
と位置づけているようです。

実際、昨日のプレゼンテーションの中にも、
おもわず「それ、いいなぁ」と唸るアイディアや
ひょっとするバケそうな予感のするおもしろいネタが、どの作品の中にも発見されていました。ここから、うまく育つといいなぁ。ああ、育ちてぇ……なんてね。

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昨日もなかなか衝撃的な発見があった畑澤講座。
参加者は皆、前回ではすこし曖昧だった「ドラマの設計図」を
より具体化したものへと前進・深化させてもってきています。
その設計図を下に、自作の説明を行います。

さて本日料理するレシピは……。

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ひとつは、「命」のことを考えさせる……それも一筋縄ではいかない本格的なもの。
ひとつは「いじめ」をテーマにしたもの……作家自身にとってもリアルな問題。
また、「おとことおんな」「人生」についての詩のような味わいを持つもの。

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「昔話」に題材をとって現代に生きる人たちにエールを送る寓話仕立てのもの。
「就活現場」を舞台に現代社会と対峙する不条理性に挑んだもの 。
「もしもの世界を描いた」社会風刺劇風のもの
などバラエティに富んでいます。

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プレゼンをする当事者は、一通り自分の作品の説明をします。
説明が終わると、その提出された作品一本一本に畑澤さんと参加者とが、
まさに、ああでもないこーでもないと掴みかかって鍛えにかかります。

畑澤さんの雰囲気や進め方もあってか、ワリと気軽に「意見や感想を言ってみよう」という空気になっています。
これは大きい。現場の局面は刻々と変わります。すっと腑に落ちるモノは騒がず噛みしめる。
議論が百出するものもある。
たぶん「力」をもった引っかかりのある何かを持っているのです。
そこを嗅ぎ取り、より劇的なモノにジャンプできないか、探っていきます。

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しかし、なんだろう、これ。
このテンションの高さ。ベタベタしないほどよい距離感。
それぞれが、それぞれの初の読者に観客になり……かなり踏み込んだ印象を述べ、
もしかしたら的外れかもしれない感想が飛び交い、それぞれの思いつきを語る。その様子。


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不思議と真摯で和やか。それぞれがちゃんと「劇的」なものに触れようと意識している。
脱線もする。大きなお世話な話もあったり、この部屋ごと迷い込みそうにもなる。
全員が全員にお節介を焼いている。

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それを舵取りをする畑澤さんなんだけど……そのお節介、実は無駄ではなく
重要な「脳内シャッフル」の時間だったりする。
誰かが語っている間に誰かが別の角度から思いつく。放り込む。

これ、たぶん部外者が見たら
「朝の早よから集まって、句会をしているような、会議をしているような、妙な集団だなぁ」と、そんな風にもみえているかもしれません。

提示されたそれぞれの設計図を前に、よりおもしろいものが目の前に立ち上がってこないだろうか?
その瞬間に立ち会って「お宝」の第一発見者になりたい、陶酔してみたい。
という期待とか、欲求とか……参加者はみな、そこのところにはどん欲で熱い。

みな普段は普通の人たちなのに、ことこういう「宝探し」になると熱くなる。
いやぁ、おもしろいものです。ゲームに熱中するのに似ているかも。いやぁ、おもしろい。

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畑澤さんはもちろんその真ん中にいて、絶対に“捨てない”。
頼れる兄貴分として、ともすれば孤独になりがちな作家たちの傍らに立ち、味方をしてくれます。
迷宮に迷い込みそうになるものを救いだし、
立ち止まりそうなものの背中を押し、
止まったときには一緒に悩み……と、
まさに雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ状態で、どんなクセ球も拾って拾って拾いまくる。

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時には「俺ならこうするけど」という劇薬を使うことも厭わない。
止まったボールも上からたたいてバウンドさせてパスを出す。
そんな感じ。


作家たちは、この「熱」を帯びた講師に、脇を支えられ次回に弾みをつけた、という感じでしょうか。


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昔から素人が素人に見せて楽しむ素人芝居が盛んな土地、金沢。
個人的には、こういう場で得た「知識」や「気づき」を自分の劇団に還元し、
作品として金沢の観客相手に問うてみたい。
あくまでやるのは金沢の作家がこの土地の人に。

畑澤さんの立ち位置は、サムライ。七人の侍にみえる。
「熱い」がけっして踏み込みすぎず、あくまで「外様」であることも忘れていない。
潔い。

見えざる観客と作品となる前の曖昧なモノとの間に立ち、
作家それぞれにピタリと決まる“劇的なモノ”をにらみつけようと必死になっている。
さっと作家の横に寄り添い、傍らで作家の見ている風景を一緒に感じ「あとは自分でいけ!」と背中を押す。
という感じでしょうか。

まさに人間力のドラマトゥルク。

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(高田さんのコメントここまで)

めちゃめちゃ充実したコメントありがとうございました!
次回は3月12,13日。
いざ!

ドラマ工房ディレクター 井口時次郎
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by artvillage | 2011-03-01 15:49 | ドラマ