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ミュージック&パフォーマンス&インスタレーション「みえない壁~創造と破壊~」

2010年12月5日芸術村ミュージック工房にてミュージック&パフォーマンス&インスタレーション「みえない壁~創造と破壊~」を公演いたしました。

芸術村の3つの柱でもあるミュージック、ドラマ、アートが、それぞれ特有の表現方法を融合させた芸術作品を創造し、発信することを目的として公演を開催いたしました。ミュージック工房が中心となってドラマ工房とアート工房とともに企画、運営を行ないました。


芸術表現の現場においては、演者(あるいは作品そのもの)という「表現者」と、観客や聴衆という「鑑賞者」がいてはじめて作品は成立するものです。そして、表現者と鑑賞者の間にコミュニケーションが成立してこそ、そこに新たな意味を持ちます。もし、表現者と鑑賞者の間にコミュニケーションを阻害する「みえない壁」があったなら…。舞台と客席の間に展開されるギャップやズレ、違和感。またあるいは美しい調和。それらを通じ、表現者・鑑賞者の双方にとって「表現とは何か」ということについて問う作品を創りました。

表現者と鑑賞者のあいだにあるものを考えてみてください。


第一部 「みえない壁~創造と破壊」 

佐野観氏のピアノ演奏が静かにはじまりました。
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演奏の途中、どこからともなくステージの上に花束をもった人が現れました。舞踏家の山本萌氏です。静かに演奏を聴き入っています。
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演奏は佐野観氏のオリジナル楽曲を含む2曲の演奏の後、完全即興演奏となりました。山本萌氏はステージと観客との間で縦横無尽に身体表現を続けます。

しばらくするとステージ脇の瓦礫を積みはじめました。どんどん積み上げてステージと観客との間には両者のコンタクトを阻害する大きな壁が創造されました。
佐野観氏は外で展開されている状況を把握できないまま、自分の世界に閉じこもり、演奏を続けました。

外では、山本萌氏と前伊知郎氏の映像を使ったインスタレーションが繰り広げられています。
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壁に映し出された水面。スイスイと泳いだり...。森の中で自由に踊ったり。音楽とは関係なく繰り広げられるそれぞれの表現。

その後、音のエネルギーが爆発し、壁が破壊されました。瓦礫が散らばる中、開放された心のままに佐野観氏の演奏が会場に響き渡りました。
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第二部 「瓦礫の中で」

創造された大きな壁は破壊され、そこに散らばった瓦礫の中でコクシネルの演奏が始まりました。なんだか緊張感から開放された感じで観客もリラックスし、微笑む様子も伺えます。
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再び、山本萌氏が登場しました。コクシネルの楽曲とコラボレーションしています。コクシネルと一緒に演奏しているようにも見えます。
あっ!瓦礫に埋もれていく...

e0118827_21412114.jpg瓦礫には幾何学的な模様が映し出されています。会場全体が大きな美術作品のようです。そこにいる観客も作品の一部なのでしょうか。

演者と鑑賞者はお互いに何を考え、何を感じているんでしょうか?何を伝え、何を受け取るのでしょうか?そんなことをお互いに自問自答しながらコミューニケーションをとることで、はじめて意味のある表現、そして価値のあるものになるのではないでしょうか?
そういった演者と鑑賞者の「あいだにあるもの」が今回、我々が表現したかったものです。

最後に、この公演が無事に終了できましたことをこの場をかりて感謝いたします。ミュージック工房、ドラマ工房、アート工房とともに企画、運営を行なうことで、フィールドのことなる現場での創造活動や表現活動を知るよい機会になったと思います。また、この企画を通じて様々な出逢いや交流がありました。
これからも3工房のつながりを大切にしていきましょう。そし
て、それぞれの創作活動に励んでいきましょう。


ミュージック工房ディレクター 藤本美和
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by artvillage | 2011-01-28 21:48 | ミュージック  

畑澤聖悟戯曲講座!(第2回2日目)

さて、引き続き、畑澤聖悟戯曲講座(第2回2日目)です!
映画と違ってすぐさま続編が・・・

それはさておき。

今回は受講生、桶田さんからのレポートです!
では!



11月に行われた第1回から二ヶ月弱。
その間「プロット初稿を完成させる」という課題がありました。
第2回は、それぞれのプロットをプレゼンテーション形式で発表しあうというもの。一人で悩みながら考えたプロットを他の受講生の皆さんの前で発表するのは、緊張するのと同時に恥ずかしかったです。

発表し終わった後は、そのプロットについて先生や受講生全員でディスカッション。自分の中には無かったアイディアが次々と出てきて、勉強になりました。 一人で考えているとアイディアの視野が狭くなりがちなので、今回のように話し合う機会があるのは、とても面白いと思います。

次回第3回まで二ヶ月弱。頂いたアイディアや改善点などを自分の中でじっくり考えながら、「プロット完成」を目指して頑張ります。

受講生:桶田 奈美子
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by artvillage | 2011-01-26 23:24 | ドラマ  

畑澤聖悟戯曲講座!(第2回1日目)

タイトルがなんだか最近の映画のタイトルみたいですね。
「第2回第1日目」

それはともかく。
青森から畑澤聖悟さんをお招きしての戯曲講座の様子です。
今回、井口は参加できなかったのですが、受講者の牛村さんのレポートです。
では!


畑澤聖悟戯曲講座 第二回(一日目)

第二回めの講座は 昨年の講座で学んだ事柄を踏まえて 各自プロットを提出。
二日間で全員が自分のプロット初稿をプレゼン形式で発表し、畑澤先生、受講生全員で
意見を出し合うという形で進められました。

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一日目は 高田さとみさん、高田信一さん、城山さん、村本さん、牛村の5作品を発表、検討しました。
皆さん、自ら体験したことや日ごろ考えたり感じたりしている身近なことをテーマに選ばれていて、第一回講座ではほとんど挨拶程度であった受講生同士が一気に理解を深め、活発な討論がなされました。

やはり戯曲を書くということは、その人となりがおのずと表れて来るものだと感じずにはいられません。それぞれが個性豊かな、時に奇想天外な発想の作品を出して全員をうならせました。
畑澤先生は各受講生の苦心の作品を丁寧に読んで決して否定することなく、きらっと光る一筋の光のような適切なアドバイスをされて、するとそのプロットが驚くほど多様に広がりをみせはじめるのです。

「こういうのもありですよね」
「こうしたらどうでしょう」の一言で どんどん作品が成熟していくのがわかります。

そして何よりうれしかったのは
「いや~すばらしいですよ」 と必ずほめてくださったこと。 
この一言で 次回までに プロット二稿を頑張って書いてこようと思うのでした。

今回心に残った言葉は
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小さいものを書くときは 大きいもの(世界)を使う

受講生
 牛村 幸子
 戯曲講座は初めての参加です。みなさんのプロットがすばらしくて ひるんでいますが
 楽しんで受講させていただいておりますので どうか宜しくお願いいたします。
 
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by artvillage | 2011-01-26 23:20 | ドラマ  

金沢音楽週間 LIVE CIRCUIT'11

いよいよ今週末となりました。
今年で6年目!!「金沢音楽週間 LIVE CIRCUIT'11」についてのご案内です。

金沢市内、近郊のライブハウスさんにご協力を頂き、毎年1月の終わりから2月の始めの約一週間、『音楽は金沢を寝かせない!』を合言葉に各店舗、様々なライブイベントを行うものです。1月28日(金)から2月6日(日)のあいだ開催。
今年の総合パンフはすみれ色と黒のツートンカラー。パンフを手にたくさん音楽を見て、聴いて、歩いて楽しんでください。
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芸術村ミュージック工房主催イベントは2つ!!

【REAL BLOOD LIVE】
日時:1月29日(土) 開演19:30(開場19:00)
場所:金沢市民芸術村ミュージック工房(PIT4)
料金:3000円(当日3500円)
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<REAL BLOOD>
バブルガムブラザースの「ブラザートム」こと「小柳トム」、ヒューマンソウルのボーカリストとして一世を風靡した「SILKY藤野」、クラッシック界よりベースボーカリストとし「LUTHER=>No.1市村」といった個性あふれる3人による本格的なソウル・ユニット。ソウル・ミュージックのガヴァー曲を中心にオリジナル曲を加えダンサブルでコミカルでヒューマンでソウルフルにバラードとダンスナンバーでショーを構成。REAL BLOOD独自の音楽世界(ステージ)を繰り広げます。また、ブラザートムの絶妙なトークが曲の合間合間に貴方を襲います。
今回はバンドもオリジナルメンバーが参加!貴重なライブになること間違いなしです。


【音魂2011】e0118827_0483611.jpg
日時:2月6日(日) 開演15:30(開場15:00)
場所:金沢市民芸術村ミュージック工房(PIT4)
料金:500円
出演:TOMOYA/Rough tone / ひろのひとみ / fulare_pad / パーカッション・アンサンブルASOBI / さとうみかほ / K-WISH / ヘッケル&越中with Friends

公募により集まった出演者はジャズ、ロック、弾き語りetc...とジャンルも様々。
ライブサーキット最終日は個性あふれる音楽をワンコインでたっぷりとお楽しみください。



また、共同主催として
【おんがくれんさスペシャル2011~ルネッサンス~】e0118827_049040.jpg
日時:1月30日(日) 開演14:00(開場13:30)
場所:芸術村ミュージック工房(PIT4)
料金:1500円(当日2000円)
出演:真鍋恵子(fl) / 沢野茜(fl) / 上田智子(harp) / 大竹沙里(pf)

ハープの響きにフルートとピアノが加わり、ゲストとして真鍋恵子さんを迎え「アーリーモーニング変奏曲/ダマーズ」、「ノクターン/グリンカ」など素敵な演奏を繰り広げます。


【朗読と歌で綴る「ミュージック・タペストリー in 芸術村」】e0118827_049255.jpg
日時:2月3日(木) 開演19:00(開場18:30)
場所:芸術村ミュージック工房(PIT4)
料金:800円(当日1000円)
出演:石川公美(ソプラノ) / 山田ゆかり(ピアノ) / 河端紀和子(朗読) / nanna(アルケミー・クリスタルボウル) / こむらまゆみ(映像)

第1部 朗読とアルケミー・クリスタルボウル+映像の世界
第2部 日本の歌と詩の朗読
第3部 歌とピアノと朗読で綴るミュージック・タペストリー
の3部構成でお送りします。


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☆詳細は都合により変更になる場合があります。
☆ミュージック工房ではチケットの取り置きもしております。下記メールアドレスへご連絡下さい。
ミュージック工房メールアドレス→music@arrow.ocn.ne.jp

他ライブハウスのライブ情報は http://livecircuit.crap.jp/ または
各ライブハウスのHPをご覧ください。
協力店舗・団体
金沢AZ
溜まりBAR 夕焼け
D.N.A ROCK CAFE
NOEL
vanvan V4
Big Pink
ぷかぷか
HONKY HOUSE
町屋塾
Minichael's Cafe
メロメロポッチ
もっきりや
RIVERSIDE
金沢蓄音器館
金沢市民芸術村ミュージック工房
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by artvillage | 2011-01-25 01:09 | ミュージック  

バッファロー ~ 金沢 姉妹都市交流事業「空を翔るJAZZ」

昨年、2010年11月23日にジャズ音楽を通じて国境を越えた音楽交流とジャズの魅力を広めることを目的に、ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21の交流ジャズコンサート バッファロー ~ 金沢「空を翔るJAZZ」が開催されました。
150人ものお客様がパフォーミングスクエアに足を運んでくださいました。出演は金沢の姉妹都市である米国ニューヨーク州バッファロー市からハンブルク高校JAZZバンドと音楽を楽しもう♪スペシャルバンド、そしてJAZZ-21です。

オープニングアクトをつとめたのは、音楽を楽しもう♪スペシャルバンドです。
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今年8月より始まった小・中校生を対象にした管楽器ワークショップ「音楽を楽しもう♪」の受講生と講師によるスペシャルバンドを結成し演奏に望みました。

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「音楽を楽しもう♪」金沢市民芸術村にて毎月3回の講習を行っており、様々な音楽を練習しながら音楽基礎知識や管楽器に関する技術、知識の習得、表現力の向上をはかっています。今回の演奏が受講生にとって初のステージでしたが、緊張しながらも練習の成果を発揮し、楽しい演奏を披露してくれました。


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JAZZ-21は今年で6年目を迎えました。H18年夏、JAZZ-21は米国ニューヨーク州バッファロー市に海外遠征に訪れたことがあります。その時、ハンブルク高校JAZZバンドの皆さんには発足して間もないJAZZ-21のメンバーをホームステイで受け入れてくれたり、市内視察など慣れないメンバーを温かく迎えていただきました。当時のメンバーはもういませんが、今年はハンブルク高校JAZZバンドの皆さんをお迎えする立場となり、以前に受けた歓迎とおもてなしを引き継いでいけるようにという思いでこの日を迎えました。
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ハンブルク高校JAZZバンドの皆さんは、自分の音、思いを聴かせようとする演奏に対する姿勢が素晴らしいと思いました。
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中でも、ヴォーカルのNatalie Claire Stormerさんの歌声はとても透明感があって、ストレートに心に届き聴く人を魅了しました。e0118827_23132280.jpg


JAZZ-21とハンブルク高校JAZZバンドで合同演奏も行ないました。
曲はハンブルグ高校JAZZバンドからの提供曲「THE DEFIBRILLATOR」とJAZZ-21からの提供曲「BLUES IN THE CLOSET」の2曲です。
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お客様からは大きな拍手をいただき、大盛況のうちに終わりました。

人種も文化も違いますが、ジャズ音楽は子ども達にとって共通していました。
子ども達に言葉は必要ありませんでした。ジャズ音楽が何よりのコミュニケーション手段でした。今後に良い刺激になるいい経験ができたと思っています。
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JAZZ-21は1月8日(土)文化ホールで行なわれる金沢ジャズ連盟結成記念コンサート「JAZZ GATE」の出演も終え、そして、2月20日(日)芸術村パフォーミングスクエアで行なう「ジャズざんまい」に音楽を楽しもう♪スペシャルバンドとともに出演します。

寒さに負けず、頑張って練習に励んでおりますので、皆様応援よろしくお願いいたします!

ディレクター 藤本美和
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by artvillage | 2011-01-17 23:23 | ミュージック  

俳優ゼミ「鳴海ワーク」第5回《合宿》終了!!

日本列島がまさに現在の日本経済状勢のごとく冷え込んだ1月7日~9日の3日間、「鳴海ワークショップ」第5回が行われました。
しかも8日からは、湯涌創作の森で合宿!
早く入れる人達が食事係でカレーやお鍋を作ったり、夜はお部屋で盛りあがり話に華が咲いたり、、、とちょっと青春っぽいこと満載の合宿でした。
が、しまった!合宿らしい写真が一枚もな~い!!(ガーン!...ごめんなさい。反省!
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気を取り直して。
1日目はドラマ工房でリノを張っていつものコミュニケーションゲームから。
今回は、母音で自分の体のどこかをタッチするポーズが決められ、自分の名前の母音でそれぞれが動きます。自分以外の他の人の名前でやってみるとまた新鮮な感じで脳がフル回転!
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いつものストレッチとインナーマッスルを鍛えるトレーニングも。
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いよいよ5月の発表公演の台本が配られて、初の本読みをしました。
その作品は、
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ご当地作家、泉鏡花の「天守物語」です。

そして、2日目からは場所を湯涌創作の森の研修棟でみっちり本読みです。
それぞれが、いろんな役を読んでみます。
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配役が鳴海講師の頭の中で決まってきているのか?ますます混乱しているのかぁ・・・?


そして今回、第七劇場さんから強力な助っ人参戦!
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小菅さんが、このワークに金沢にないパワーを注入してくれてメンバーのテンションも上がります↑↑↑

3日目には、本読みもして、作品について皆で考えます。
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登場人物の関係図も参考に・・・。チームで話し合います。
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チームA 相談中。

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チームC密談中。
皆でこの作品について話していると新しい視点でも気づくことがあったりと何か膨らんで来た気がします。
配役も決まって、5月の公演に向けてまたエンジンがかかりました!!
外は大雪で冷え込んでましたが、私達”鳴海ワーク・クルー”はとても熱く始動しだしたのでありました。
講師の鳴海さん、メンバーの皆様、お疲れ様でした。
そしてこれからもよろしくお願いしますね!

皆様、5月をお楽しみに!!


今回合宿で利用させていただいた「湯涌創作の森」は、とても素敵な施設でした。
職員の方にもお世話になりました。ありがとうございました。

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記録:西尾実奈
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by artvillage | 2011-01-11 23:54